保育士相談アドバイザーのサポートブログ

保育士情報サポート資料室&アドバイザーによる活動ブログです♪

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
保育士相談アドバイザーのサポートブログTOPへ

Q、東京都認証保育所、横浜保育室ってなんですか??


1、地域認定保育室の役割とその背景

待機児童が多い地域では「認可保育園」に入れない家庭が多くなったことから、認可園に入れなかった家庭の為に「各自治体が独自のルールで作った保育園」が地域認定保育室です。

更に分かりやすく言うと。。。東京都市部や横浜などでは「認可保育園を作る条件に該当する土地や建物がない」のです。

認可保育園に関して言えば、、、今から土地の高騰した地域で保育園を作るとなると、園庭を含む「十分な面積」を確保する必要があります。

でも認可保育園の基準で保育園を作るとなると・・・数億円の費用が必要となります。

待機児童が多い地域ほど土地の値段が高かったり、保育園に相応しい面積を確保するのが難しくなるという問題が生まれます。

そこで、国基準では保育園を増やすことは難しいから、各自治体単位で独自のルールを決めて保育園を作ることで
待機児童対策をしようじゃないかというのが地域認定保育室の始まりです。
(「保育料の関係から認可園に入れたい」という保護者がとても多いですが、正直な話、これらの施設がなかったら東京圏の待機児問題は壊滅的な状態になっていたでしょう)





2、地域認定保育室は完全な無認可ではありません

地域認定保育室については「区分で言えば認可外保育所」になります。

その為、保育士養成校での実習では「認可園での実習」が義務付けられているので、学生時代に実習に行ったこともなければ、学校で地域認定保育室についても説明などもなかった方が多いのではないでしょうか。

ですが「各自治体から補助金」を受けて成り立っている保育園ですので、認可保育園同様に「監査」は実施されており保育園を運営するにも決まりがありますので「完全な無認可ではありません」

実際に監査で指摘されることがあったり、保育所の設置基準。保育士の配置基準に見たなければ当然、認証取り消しという処分が下されます。





3、それぞれの決まりについて

実はこれらの地域認定保育室というのはそれぞれ独自に決められたルールがあるので、同じ地域認定保育室であっても「東京都認証保育所」と「横浜保育室」では仕組みが全く異なります。

下記にて代表的な地域認定保育室のリンクを記載してみましたので、ご参考ください。

●東京都認証保育所
●横浜保育室
●川崎認定保育園
●相模原市認定保育室
●さいたま市ナーサリールーム
●さいたま市家庭保育室 
●千葉市保育ルーム
●仙台保育室



4、東京都認証保育所の例

東京都認証保育所を例にあげて簡単に特徴を説明します。

●対象年齢
0~5歳児 (実際は0~2歳児までの施設が9割)

●0歳児クラス
必ず設置  (認可園は0歳児クラスを設けていないところもあり)


●人数
20~40名程度(30名を基本としている所が多い)

●立地条件
最寄駅から5分以内の施設がほとんど(駅から5分以内の施設を都が進めているため)


●職員配置基準
認可園と同じ基準で配置

●園庭
園庭のかわりに保育園の近くにある公園などを活用

●開園時間
13時間以上(認可保育園は11時間以上)


<目的>

・東京都は待機児童が全国でも最も多い都道府県であり、土地の値段や場所などを考えても認可保育園を作るには条件がとても難しかったので条件を独自に定めることで開園をしやすくした。

・待機児童の対象は「0~2歳」が中心で3歳以降は認可園に入ることが容易になる為、結果として0~2歳児を対象とした施設が必要だった。その為0歳児クラスの設置は必須になっている。

・開園11時間となると「7:30~18:30」の保育時間が基本となるが、通勤場所が遠かったり、定時で帰れる保護者が共に正社員の場合はこの時間外でも預けたいという要望が多い為、開園時間を13時間以上としている。

・駅から5分以内の施設の場合は改修経費を補助している。これは東京都の保護者の多くは車通勤ではなく電車通勤の為、駅の近くに設置することで、仕事前や仕事帰りに保育園に立ち寄ることが出来る為。

国の基準では「何十年かかっても待機児問題は解決しない」ことを考え、東京都のニーズに応えるため、東京都認証保育所は開園しました。





●アドバイザーからの注目のPOINT!

こういった地域認定保育所を選ぶことが出来るというのも東京圏に住む保育士・保育学生の特権です。

新しく保育園が出来ることで「オープニングスタッフ」としての経験をすることや「主任・施設長への就任機会」もとても増えました。

また最初から0~2歳児クラスと定めている所が多いので「乳児保育」を希望している保育士・保育学生にはお勧めです。

ただ小規模な保育園なだけに、全体の職員数が少ないこと。お給料面では認可園の方が高い傾向が目立ちます。



●今回テーマのまとめ

地域認定保育室は「認可外施設」の区分ですが「完全な無認可」ではありません。

基本的には「認可園と比較」することが重要です。

また地域認定保育室で勤務するからには、事前に自分でどのような施設なのかを理解する事が大切です。

各施設の特徴は必ず自治体のHPに掲載してあります。







【アドバイザーからのコメント】

地域認定保育室の説明は各自治体のHPに記載はしてあるものの、文章だけで全てを理解することは難しいです。

「職員の人数が少ないこと」など地域認定保育室ならではのメリットやデメリットもあるので就職・転職先の候補に選ぶ時には、職員の人数や保育士の給料。勤務時間なども必ず確認した上で、アドバイザーに細かい部分を相談してみてください。

どちらかというと最近は転職組(前年度に5歳児クラスを勤務していた方や大きな認可園で勤務されてきた方など)に人気のある仕事場になっています。





2013.09.02 23:07 | よくある相談事例 | トラックバック(-) | コメント(-) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。