保育士相談アドバイザーのサポートブログ

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Q、少子化なのに保育園が不足しているのはなぜ??


1、不足しているのは東京圏と地方の主要都市

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上の図は平成21年の全国待機児童マップです。
確かに日本は少子高齢化で、出生率も以前低水準です。
(平成22・23年の合計特殊出生率=1.39)

全国待機児童マップをみてわかるように"待機児"というのは東京圏および大都市圏に集中しており、正確には「都市部における待機児&保育所不足問題」という表現がふさわしいかもしれません。


◎待機児童が都市部に増加した理由

【社会情勢と女性の意識変化】
①就業場所を求めて地方から都市部への人口流入が進む
②女性の社会進出により共働き世帯が増加
③核家族世帯が多いことにより保育園への需要が高まる
④不況により共働きをせざるを得ない状況になった
(都市部の高額家賃や子どもの養育費など) 


◎保育所は増えているのに待機児は解消されない理由

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【東京都の制度改革との保育園数】
平成13年より東京都では独自の保育制度として"東京都認証保育所制度"を制定しました。

これは厚生労働省の現行基準では、待機児童の対象となっている地価の高い地域に新設の保育園を開園するのが困難な為です。その為、認可外基準ではあるものの東京都が設けた設置基準を満たしている施設には東京都が補助金を提供する保育施設をつくりました。詳細は上の東京都保育所状況図を見てください。保育所は確実に増えているのです。

ではどうして待機児は減らないのでしょうか??




◎長引く不況に保育所整備が追いつかない

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【 保育所の新規開設 < 待機児増加 】

上述の記載どおり保育所の数は増加しており、平成19年~23年までの5年間で認可/認証保育所合計
358施設(定員=25,435人)の受け入れ態勢を整えました。

しかし長引く不況で保育所の需要はより高まり、待機児童の増加に保育所整備が全く追いついていかないのです。
また報道などで報じられる待機児童数は4月時点のものが多く、年度末の3月などは上記の数字以上に待機児童数が増加するとみられます。
(※実際4月と10月では人数が約2倍近くに増えているのがわかります)




●アドバイザーからの注目のPOINT!

現在最新のデータを収集中であり、平成24年・25年のデータを入手次第情報を更新しますが…

この状況はおそらく今後数年間は変わらないと思います。

●長引く不況が落ち着き、家計所得が大きく上昇する(専業主婦率が増加)
●地方都市の就業機会が増加し、子育て世帯がその地域に定住

この2点が解消されない限り、東京圏と地方の主要都市(札幌、仙台、名古屋など)以外の待機児問題は解消されず、子育て世帯がより都市部に集中することにより、その他の地域においては逆に保育園や幼稚園の需要が低くなってしまうことになるでしょう。




●今回テーマのまとめ

待機児問題については、保育士・幼稚園教諭として働く上で、とても重要なことです。
別の項目でもお伝えしますが「同じ保育士であっても地域によって就業機会や給与に大きな差があるということでです。」

また…この問題は保育業界&子育て世代だけの問題ではなく日本社会全体の問題となっており

子育て環境が整わない状況では、子育てに不安を抱えることで出産を控える家庭や第2子を断念する家庭も出てくることで少子化問題の深刻化にも影響するでしょう。

そうなると今後も日本は人口が減少し、少子高齢化が更に進むことで社会保障の財源問題まで浮上することになるのです。
(そうなると福祉に対しての問題だけではなくなり、「日本」という国の国力の低下や更なる借金増加にもつながってしまうのです)





2013.09.01 13:59 | よくある相談事例 | トラックバック(-) | コメント(-) |
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